パチンコでバイトするなら必読、高い時給の落とし穴【元パチ店員】

パチンコでバイトするなら必読、高い時給の落とし穴【元パチ店員】

パチ屋でバイトを考えています。特に普通のパチ屋っぽいんだけど他より時給が高いのがひっかかる。意外としんどい職場なのかな?

こんな疑問に答えます。

本記事では、他サイトでも挙げられている「パチンコ屋の時給が高い理由」を私の経験談を参考に全く別の角度から解説しております。パチンコのバイト面接を考えている方は必ず読んでおきましょう、未然に無駄足を防げます。

高い時給にはカラクリがあった、、、

パチ屋のアルバイト時給についておさらい

パチ屋のアルバイト時給についておさらい【相場について】

パチンコ店で働く魅力といえばやはりその時給の高さです、他の職種と比べるとかなり高水準で割高な時給は求人を見ればすぐわかります。

では、パチンコ店のアルバイトの時給って相場はどれくらいなんでしょう、現在の求人と経験から平均的な数字を出してみたいと思います。

バイトの時給相場と平均について、実際にパチンコのアルバイト求人を調べてみると相場は大体1050円〜1300円くらいになります。平均すると「1150円」くらい(早番の場合の平均時給です)

パチンコ店からの直接雇用でも1300円とか普通にありました、良い時代ですね。

中には2000円〜5000円の求人なんかもゴロゴロしてたり、しかし、この高すぎる時給が返って懐疑心を抱かせてしまう。

何かあるのではないかと思うのが普通です、ってことで高時給が成り立つ理由を挙げてみますね。

パチンコバイトの時給が高い理由は大きく2つ

パチンコバイトの時給が高い理由は大きく2つ

他の職種(飲食店やスーパーなど)と比べてパチンコのバイトはなぜこんなにも時給が高いのか?

その理由は大きく2つあります。

離職率が高すぎる【これが一番】

離職率が高いということ、他サイトでも解説されている通りパチンコ業界はある意味で人手不足なんです。

離職率の高さ、実際にパチンコ屋で働いていたので分かります、入って1週間以内で辞めていく人がほとんどで、新しく採用してもすぐに辞める前提で管理されています(求人を出し続けるということ)

3ヵ月も働いてくれれば大助かりというのがパチンコ店の現状なのです。

辞める人が多いと評判は悪くなり雇用も難しくなります、となると時給を上げてお金を欲しがっている人を釣り上げるしかないってのが高時給のカラクリです、もちろん短期間でお金を稼ぎたい人には魅力的なバイトってのは間違いない。

理由は2つあると言いましたが、今解説した事(離職率の高さ)が高時給の一番の理由と言っても問題ないかもしれません、それくらいホール側の人手不足は深刻なのだ。

社会的地位を下げることへの対価

人に胸を張って「パチンコでバイトしています」と言えるでしょうか?

おそらく、友達やご両親にでさえ言えない人が多いと思います、そこそこの年齢の方なら尚更でしょう、なぜならパチンコのバイトは清潔感もないしイメージも悪い。

つまりは、社会的地位が低い仕事ということ、その対価として時給が上乗せされて高時給になっているという背景もあります。 人がやりたくないと思える仕事はそれに比例して時給が高くなるものです。

といった感じで高時給の理由を挙げてみましたが、本記事で私が伝えたいのはここではありません。

ここからが本題です、パチンコ店でバイトを考えている方はしっかり読んでおきましょう。

高い時給ほど雇用契約に注意【4パターン紹介】

高い時給ほど雇用契約に注意【4パターン紹介】

パチンコのバイトについて時給や仕事内容に意識がいきがちですが、一番注意してほしいのは雇用契約にあると私は思っています。

求人広告内で高時給や祝い金で人を釣り、いざ面接してみると「え!?」と思うような説明をされることも少なくない。

パチ屋バイトの雇用契約に関する落とし穴、これについては私の実体験を元に4パターンほど挙げてみます、しっかり読んで面接で無駄足を踏まない様にしておきましょう。

①:早番だと通常の時給が適用

求人広告では時給2000円と銘打って、いざ面接を受けてみると遅番じゃないと適用されません、8時~17時の早番だと通常の時給っていうパターン。

秘技、早番殺し!!、、、遅番が人手不足のホールにありがち。実はここからが営業マンの腕の見せ所、こっちが「え!?」と反応し渋ると、下記のように言ってきます(経験談)

せっかく足を運んでくれた方にごめんなさいってのも申し訳ないので、早番希望の方でも時給は上げて採用させて頂きます、遅番と同じってまではいきませんが通常の時給に100円プラスして1150円でどうでしょうか?

こんな感じで早番も確保しようとするんですよね、「プラス分は会社が負担してあげる、せめてもの気持ち」とか言ってね。

この手のやつはプラスすることで通常の時給になるよう工夫とかしてるんですよね、スーパーとかレジバイトでこういうのあったわ(;^ω^)

②:半年以上働くことが絶対条件

半年以上働くことが高時給の条件。私の働いていた職場(雇用契約を結んでいた会社)がまさにこれなんですよね。

先ほど解説した「早番だと通常の時給が適用」なんて事をしませんって言っている求人にありがち。

「早番でも遅番でも勤務開始から2ヵ月間は時給1600円!!」、、、それなら2ヵ月だけ働いて辞めればいいなとほとんどの人が思うはず(少なくとも私は思った笑)

しかし、実際に面接で話を聞いてみると、、、

確かに2ヵ月間は時給は上がりますが、勤務してから半年も経たずに退職される場合は差分を返金してもらいますということでした。

つまり、「時給は早番でも上がるけど半年以上働いてね、それまでに辞めたら時給アップで得た分の給料は返してもらうから」ってこと。

そんな美味しい話なんてないよね…。

③:一定の期間だけ時給UP

これもよくある話で、働いてから3ヵ月後の2ヵ月だけ時給が上がるというパターン(3ヵ月はあくまで例になります)

つまり、働いてから3ヵ月は通常の時給で、4,5ヵ月目だけ時給が上がるということ。

それならばと通常時給の3ヵ月の間はあまり働かず、4,5ヵ月目だけガッツリ働くとお得な気がしますがこれは通用しません、必ずそうさせない条件を出してきます。

高い時給にはそれなりの理由がある…。

④:入店祝金はすぐもらえない

これは時給ではありませんがよくある話なので解説しておきます。

入店祝金はすぐもらえるわけではありません!

働いてから半年~1年経つと一度だけ数万円貰えたり、ミニボーナスとして毎月1万円支給されるようになるなど。「祝い金」ってのはつまり長期間雇用に繋げる為の施策です、なのですぐにポンと渡される事は少ないのだ。

祝い金やミニボーナスに過度な期待は禁物です。もちろん、長期雇用OKの方にとっては問題なしです。

高い時給のカラクリをまとめると

パチンコアルバイトの時給が高い理由は人手不足が大きな原因である、そして、人手不足の原因は「離職率が高い」「社会的地位が低い」という事、これに加えて雇用契約が特殊であるという点は理解しておこう。

べらぼうに高い時給は雇用契約に必ず「約束事」があるという事も覚えておこう。

  • 早番だと通常の時給が適用
    → 人手不足でも朝から夕までの「早番」の人は集めやすい、夜メインの「遅番」が圧倒的に少なく人材としてほしい(ここに高い時給を支払いたいというのが会社の気持ち)
  • 半年以上働くことが絶対条件
    → 半年働かないと後から返してもらうからね、それがイヤなら半年働いてね(辞めにくくなる)。半年も働くと高時給に慣れて他では働けなくなる(長期雇用を見込める)
  • 特定期間のみ時給アップ
    → 1ヵ月働いて辞めてると勿体ない働く側は考える、あと2ヵ月ならばと頑張って3ヵ月まで働く、時給が上がる月が近づくほど辞めづらくなる働き手の心理を突いている(結果的に長期雇用が見込める)
  • 入店祝金はすぐもらえない
    → 入店祝金を貰えるまでの期間は最低でも雇用が見込める、先ほどと同様にあと数ヵ月働ければ祝い金やボーナスが貰えるところまで来ればもっと辞めづらくなる(いつの間にか長期で働いてる)

こうやって考えてみると、求人を出す側の狙いがビンビンと伝わってくる、高い時給にはこういったカラクリや狙いがあるわけだ。

危険な求人を判別する方法

おすすめのパチンコアルバイト求人の見分け方(求人広告の見方)

最後に、危険な求人を判別する方法です。具体的には先ほど挙げた4パターンに当てはまる求人の見分け方です(高時給に規定がある求人の見分け方)

難しい事は一切なし、求人広告のある1箇所の項目を見るだけでOKです。

求人広告の1箇所を見るだけ

それは何かというと【会社名&会社事業内容】です。

聞いたことのない会社名だったり、会社事業内容に「アウトソーシング事業」「一般労働者派遣業」とあればアウト!(全てに当てはまる訳ではありません、勘違いしないように)

つまり、派遣雇用であれば何かしらのカラクリがあると思っていい、求人広告に必ず記載されている部分なのでバイトを探すときはしっかりチェックしておきましょう。

オススメの求人は直接雇用【ポイント2つ】

あります、それはパチンコ店の直接雇用(直バイ)です。

会社名に「〇ハン〇〇店」「〇〇グループ」と書いてあったり、会社事業内容に「一般労働者派遣業」「アウトソーシング事業」と書いていなければパチンコ店の直接雇用になります。

直接雇用のポイントは2つ。

①:求人広告内に全て明記している

例えば入店祝金の支給に関しては、どのタイミングで支給されるかしっかり明記している事がほとんどなので、面接で無駄足を踏まずに済みます。

時給に関しても対象や条件を明確にしているので、思っていたのと違うなんて事が起きにくいのもポイントです。

〇:直説雇用求人が明確な理由
ズバリ、面接の時間がもったいないから、さらに直接雇用するところは大体が大手グループか系列パチンコ店で、大手の場合は求人内容で釣らなくてもそこそこ応募はあるので正直に書いている事が多い(関係者に聞いた)

×:派遣求人が明確でない理由
全て明確に馬鹿正直に書いてしまうと応募数が減ってしまうのが理由、面接までこぎつければ思っていた条件でなくても、時間を割いてくれた相手に対し断りづらくなり流れで契約できる事もあるので(もちろん、短期で辞めそうな人は採用しませんが)

②:基本給が高い

ここが重要。派遣雇用の時給は1050円~1150円くらいですが(早番)、直接雇用の場合は時給1300円~がざらにあったりします、求人サイトに多少違いはありますが。

マネージャーに聞いた話だと、派遣会社を間に挟まない分だけ労働者に支払う給与が多くなる、基本給が上がった分働く側も頑張るようになる、結果的に生産性も高まるんだとか。

これは賢い。大手は資金力もあるし上手な雇用が出来る背景があるんですな。

1500円以上の訳あり求人より、1300円以上をコンスタントに叩き出せる直接雇用を私はオススメします。

目先のお金に釣られて損をしないように気を付けましょう。

私は直接雇用の良さを辞めてから気づいた口でして、他の大手パチ屋で直バイとして働いている友人から仕事の情報を交換する度に後悔しました、、、

まとめ【自分に合った求人を選ぼう】

まとめ【自分に合った求人を選ぼう】

本記事の内容を簡単にまとめました。

  • パチ屋バイトの時給相場1150円
  • 高時給の理由は離職率と仕事イメージが関係
  • 高すぎる時給は契約にカラクリあり
  • 求人広告を出しているのが派遣会社なら注意
  • オススメの求人はパチンコ店の直接雇用

もちろん、条件によっては直接雇用より良い求人もあると思うので、最終的には自分に合った求人に応募するのが一番です。

パチンコのアルバイトは職場によって働きやすさも時給も全く違ってきますので、複数の求人サイトを使って比較しよく検討する事をオススメします。

求人に困った時はパチンコ専門求人サイトを使って条件を比較しつつ探すと良いでしょう、全国対応で4500件以上もの求人を掲載しているので参考になるはずです。

では今回は以上になります。

ばけもん|パチスロブロガー
ばけもん|パチスロブロガー

週3でパチ屋に通う世帯持ちギャンブラー。
アクロスを中心にAタイプを好む、たまにパチンコも打つけど最近はスロット。